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冬のガス代が高いのはなぜ?2万・3万円は平均より高すぎなのか

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冬のガス代が高いのは正常?異常?2万・3万円は平均より高すぎか

冬になって、ガスの請求額に目を疑った。夏は数千円だったのに、いきなり2万円を超えていた。そんな検針票を手に、この記事にたどり着いた方が多いはずです。

先に結論をお伝えします。冬にガス代が跳ね上がること自体は、大半の家庭で起きる正常な変化です。冷たい水を温めるのに、夏の何倍ものガスがいるからです。慌てて我慢を始める前に見るべきなのは、金額の大きさではなく従量単価です。

我が家は青森の賃貸戸建てで、入居時に大家さん指定のガス会社を使わず、自分で会社を選びました。指定の会社は従量単価957円、比較して選んだ会社は352円。同じ地域で3倍近い差がありました。その実例と公的な統計をもとに、あなたの家のガス代の見分け方を紹介します。

この記事でわかること

  • 冬にガス代が上がるのは正常か異常か、3ステップで判断する方法
  • 世帯人数別・使用量別のプロパンガス平均額(表で早見)
  • 従量単価が高かったときの対処法(持ち家・賃貸それぞれ)
  • 「2万円・3万円は高すぎ?」の判断ライン
  • 今日からできる節約術

冬のガス代が高いのはなぜ?|原因は水温・お湯の量・暖房の3つ

冬のガス代が上がる理由は、季節による使用量の増加です。ガス代そのものが冬に値上げされるわけではありません。

原因

内容

①水温

夏29.5℃→冬8.3℃。40℃のお湯を作るのに必要なガスが約3倍に

②お湯の量

湯船・シャワー時間・洗い物が増える

③ガス暖房

ファンヒーター・床暖房のぶんが上乗せ

この3つが重なって、冬の使用量は夏の数倍にふくらみます。使用量が3倍になれば、ガス代もおよそ3倍。金額だけを見ると異常に思えても、多くは正常な範囲の変化です。

なお、プロパンガスの単価そのものが年々上がっている事情もあります。原料の輸入価格は2026年に入って急騰しました。この背景はプロパンガスが高すぎる・値上がりが止まらない原因と対策の記事にまとめています。

冬のガス代の平均はいくら?|使用量別に見る

自分の家が高いかを知るには、まず平均と比べるのが早道です。以下は石油情報センターが調査した2026年6月時点の平均額です(基本料金込み・1か月分)。

月の使用量

全国平均

青森県

5m³(1人暮らし目安)

7,027円

6,345円

10m³(2人暮らし目安)

11,563円

10,539円

20m³(3〜4人家族目安)

20,059円

18,557円

表のとおり、青森県の平均は全国平均より安いです。「東北・寒冷地はガスが高い」と感じるのは、単価が高いからではなく、寒さで使用量が増えるから。冬に高くなる正体は、単価ではなく量にあります。

あなたの家は正常?異常?|3つの順番で見分ける

冬のガス代が正常か異常かは、次の3つを上から順に見れば判断できます。

STEP

チェック内容

見るもの

1

何にガスを使っているか

用途別の正常倍率

2

世帯人数の平均と比べる

上の平均表・前年同月

3

従量単価を確かめる

検針票の単価

1|何にガスを使っているかを数える

正常とされる「夏からの上がり方」は、用途によって変わります。

  • 給湯とコンロだけの家:冬は夏の2〜3倍が目安
  • 毎日湯船・追い焚きありの家:もう一段上がる
  • ガス暖房(ファンヒーター・床暖房)ありの家:夏の3〜5倍でも正常

青森のように1月の平均気温が氷点下になる地域は、水道水もさらに冷たく、上がり方は大きくなります。倍率が用途の目安に収まっていれば、季節による正常な変化と考えていいでしょう。

2|世帯人数の平均と比べる

使用量別の平均表と請求額を比べます。自分の使用量に近い行の金額と、大きくかけ離れていなければ正常です。前年同月の検針票が残っていれば、それと比べるのがいちばん確実。使用量がほぼ同じなのに金額だけ上がっているなら、単価が上がったサインです。

3|従量単価を確かめる

検針票の従量単価(1m³あたり◯円)を見ます。ここだけが、季節と関係なく一年中ずっと家計を押し上げている部分です。夏は使用量が少なく気づきにくいですが、使用量が増える冬にその差が金額として一気に表れます。単価の調べ方はプロパンガスが高すぎる原因と対策で説明しています。

見分けた結果別の対処法

正常だった場合は、無理な節約は必要ありません。冬に上がったぶんは、春になれば自然に下がります。

問題は、単価が高かった場合です。ここは住まいによって手段が分かれます。

持ち家・戸建ての人|会社の切り替えが最短

持ち家の戸建てなら、ガス会社との契約者はあなた自身です。単価の安い会社に切り替えれば、我慢も工夫もなしにガス代そのものが下がります。

冬に28m³使う家庭で考えてみましょう。

従量単価

28m³の場合

957円

26,796円

352円

9,856円

同じ量のお湯を使って、月に約1万7千円の差が出ます。この2つの単価は、我が家の入居時に、大家さん指定の会社と、比較サービスで選んだ会社で実際に並んでいた数字です。

会社を変えるだけで、この差が生まれます。我慢も工事も必要ありません。変えるのは契約するガス会社だけです。

我が家は「ガス屋の窓口」という無料の比較サービスを使い、単価352円の会社を選びました。会社選びの流れは賃貸戸建てのガス会社選び体験談に時系列でまとめています。

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ガス屋の窓口

賃貸の人|大家さんに相談するか、使う量で下げる

アパート・マンションは、自分の判断だけでは変えられません。ガス契約は建物単位で大家さんや管理会社が結んでいるためです。

賃貸戸建てなら、大家さんに相談すればガス会社を変えられることがあります。我が家も管理会社に伝えたうえで、引っ越しのときに自分で会社を選びました。アパート・マンションは建物ごとの契約なので、大家さんに「建物全体で見直せないか」と相談する形になります。検針票の単価と地域の平均の差を数字で示すと、話が通りやすいでしょう。具体的な切り出し方は体験談記事の「すでに入居中なら」のセクションに書いています。

ガス暖房が主な原因だった人|暖房の見直しで下げる

診断でガス暖房の使用量が大きいとわかった場合、暖房の方法を見直すと冬の負担が変わります。我が家は青森で灯油を使わず、寒冷地エアコンで冬を越しています。その電気代の実額は青森でエアコン暖房を4回の冬使った体験談にまとめました。FF式ストーブへの付け替えを検討している方は、取り付けの実例記事も参考になるはずです。

それでも減らしたい人の節約術

  • 給湯の設定温度を下げる:食器洗いや洗顔の温度を1〜2度下げる
  • 追い焚きを減らす:浴槽のフタや保温シートでお湯を冷めにくくする
  • シャワーをこまめに止める:出しっぱなしを減らし、節水シャワーヘッドに替える

どれも我慢というより習慣の見直しです。ただし、単価が高いままだと、節約でひねり出せる額には限りがあります。まずは単価の診断を済ませてから取り組むと、努力が報われやすくなります。

よくある質問

Q. 冬のガス代が2万円・3万円は高すぎですか?

A. 使用量と用途によります。ガス暖房や毎日の湯船で使用量が20m³を超えていれば、2万円台は平均の範囲です。一方、使用量が少ないのに金額が高い場合は、従量単価が高い可能性があります。

Q. 1年でいちばんガス代が高いのは何月ですか?

A. 水温が最も下がる1〜2月が多くなります。東京都水道局の実測でも、水温の底は1〜2月でした。

Q. プロパンガスが冬に跳ね上がるのは、もう仕方ないのでしょうか?

A. 使用量が増えること自体は避けられません。ただし、1m³あたりの単価が高いなら、そこは会社の切り替えや相談で下げられます。我が家も、入居時は大家さん指定の会社をそのまま使うところでした。ガス屋の窓口で比べると、指定の会社は957円、選んだ会社は352円。3倍近い差でした。

まとめ|金額の大きさより、単価を見る

冬のガス代が高いと感じたら、順番はこう

  1. 何にガスを使っているか数える(用途で正常な倍率は変わる)
  2. 世帯人数の平均と比べる(前年同月があればなお確実)
  3. 従量単価を確かめる(ここだけが一年中の割高の正体)

冬に上がるのは水温のせいで、多くは正常な変化です。本当に見直すべきなのは、季節と関係なく家計を押し上げている単価のほうです。我が家は入居時に会社を選んだことで、大家さん指定の会社のままだった場合より年1万円以上安く済んでいます。まずは検針票の従量単価を確かめるところから始めてください。

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