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石油ストーブは何畳用を選ぶ?【6〜18畳の必要kWが分かる早見表】

公開日: 約16分で読めます

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石油ストーブは何畳用を選ぶ? 6〜18畳の寒冷地向け 畳数ごとの必要kWが分かる 早見表つき

「6畳の部屋なら6畳用でいい?」「8畳と10畳、どっちを買えばいい?」と迷ったら、カタログの畳数ではなく、部屋に必要な暖房の力(kW)で比べるのが確実です。

業界団体が出している寒冷地の目安と、メーカー公式の数値を並べてみると、東北のような寒い地域では、表示が部屋の畳数ぴったりの機種だと少し力が足りないことが多いと分かりました。迷ったら、一回り上の畳数を選ぶと安心です。

この記事では、6〜18畳に必要なkWの早見表と、畳数ごとに選べる石油ストーブの種類、主な現行機種の比較表、1時間あたりの灯油代をまとめました。停電の日でも使える電源のいらない機種を選べるのは木造17畳まで、という線引きも紹介します。20畳以上の部屋は、別の記事で詳しく扱っています。

石油ストーブの畳数は必要なkWで選ぶ

石油ストーブの大きさは、カタログの「木造◯畳」だけで決めず、部屋に必要なkWと機種の最大出力を比べて選びます。畳数の表示はメーカーの目安で、寒い地域ほど必要な力は大きくなるからです。

ここでは、業界団体の日本ガス石油機器工業会(JGKA)が公開している寒冷地の表を使います。この表と、カタログの畳数表示が同じ機種の最大出力を比べると、東北で選ぶときの注意点が見えてきます。

カタログの「木造◯畳/コンクリート◯畳」の読み方

石油ストーブのカタログには「木造◯畳/コンクリート◯畳」と2つの畳数が並んでいます。木造は木造の一戸建て、コンクリートはコンクリートの集合住宅(マンションなど)を想定した目安です。

同じ機種でも、コンクリートのほうが暖められる畳数は大きく表示されています。今回の比較表に載せた機種では、コンクリートの畳数は木造のおよそ1.3〜1.4倍でした。

鉄骨造や軽量鉄骨造の家は、カタログの畳数表示に区分がなく、JGKAもメーカーもどちらで見るかを示していません。鉄は木より熱を伝えやすく、柱や梁を通して外の冷たさが室内に伝わりやすい造りです。迷ったら小さいほうの数字、つまり木造の畳数で選ぶと、力不足になりにくくなります。

6〜18畳に必要なkWの早見表

JGKAの寒冷地の表では、部屋の広さごとに必要な暖房の力が次のようになっています。東北のような寒い地域で、2重窓と断熱材がある家を想定した数字です。窓が1重の古い家などでは、これより大きな力が必要になります。

部屋の広さ

木造

コンクリート

6畳

2.4kW

1.5kW

8畳

3.1kW

2.0kW

10畳

3.9kW

2.5kW

12畳

4.7kW

3.0kW

14畳

5.5kW

3.4kW

16畳

6.3kW

3.9kW

18畳

約7.1kW

約4.4kW

※18畳はJGKAの表にないため、16畳の値から広さの比率で計算した参考値です。出典:日本ガス石油機器工業会「石油暖房機器」

奇数の畳数(7畳・9畳など)は表にありません。その場合は、1つ上の偶数の畳数の値を見ておくと安心です。

表示ぴったりの機種は寒冷地だと少し足りない

カタログの表示が木造8畳・12畳の機種について、最大出力と、寒冷地の表で必要な力を並べました。

機種

表示(木造)

最大出力

寒冷地の表で必要な力

コロナ SX-2826Y

8畳

2.83kW

3.1kW

トヨトミ RS-W3024

8畳

3.01kW

3.1kW

アラジン AKP-U2803

8畳

2.80kW

3.1kW

トヨトミ KR-47A

12畳

4.70kW

4.7kW

コロナ FH-G4626BY

12畳

4.62kW

4.7kW

5機種のうち4機種は、最大出力が寒冷地の表の値にわずかに届かず、残る1機種もちょうど同じでした。カタログの畳数は寒冷地だけを想定した数字ではないため、表示が部屋の畳数ぴったりだと、寒さの厳しい日には余裕がありません。

東北で選ぶなら「部屋の畳数に必要なkW以上の機種」を探すと、結果として表示が一回り上の機種になることが多いです。家の断熱が表の前提より高ければ、表示どおりの機種で足りる場合もあります。

畳数ごとに選べる石油ストーブの種類

部屋の畳数ごとの必要kWと選べる石油ストーブの種類 寒い地域の木造の部屋に必要な暖房の強さは、6畳2.4kW、8畳3.1kW、10畳3.9kW、12畳4.7kW、14畳5.5kW、16畳6.3kW、18畳約7.1kW。カタログの木造表示で見ると、10畳までは反射式・対流式(7畳用のみ)・石油ファンヒーター、11〜17畳は対流式と石油ファンヒーター、18畳以上は石油ファンヒーターだけです。 寒い地域で、部屋の広さに必要な暖房の強さ 木造・二重窓の家の場合(kW=暖める力。大きいほど強い) この広さで選べる種類 反射式 対流式(7畳用のみ) ファンヒーター 対流式 ファンヒーター ファンヒーター 6畳 2.4kW 8畳 3.1kW 10畳 3.9kW 12畳 4.7kW 14畳 5.5kW 16畳 6.3kW 18畳 約7.1kW ※18畳は、16畳の数字から計算した目安。 ※選べる種類は、主要4社の今の商品で見つかったもの。 カタログの「○畳用」が部屋の広さぴったりだと、寒い地域では力不足になりやすい 部屋の畳数ごとの必要kWと選べる石油ストーブの種類 寒い地域の木造の部屋に必要な暖房の強さは、6畳2.4kW、8畳3.1kW、10畳3.9kW、12畳4.7kW、14畳5.5kW、16畳6.3kW、18畳約7.1kW。カタログの木造表示で見ると、10畳までは反射式・対流式(7畳用のみ)・石油ファンヒーター、11〜17畳は対流式と石油ファンヒーター、18畳以上は石油ファンヒーターだけです。 寒い地域で、部屋の広さに必要な暖房の強さ 木造・二重窓の家の場合(kW=暖める力。大きいほど強い) 6畳2.4kW 8畳3.1kW 10畳3.9kW 12畳4.7kW 14畳5.5kW 16畳6.3kW 18畳約7.1kW カタログの「○畳用」がぴったりだと、寒い地域では力不足になりやすい この広さで選べる種類 6〜10畳 反射式 対流式(7畳用のみ) ファンヒーター 11〜17畳 対流式 ファンヒーター 18畳〜 ファンヒーター ※18畳は、16畳の数字から計算した目安。※選べる種類は、主要4社の今の商品で見つかったもの。

部屋が広くなるほど、選べる石油ストーブの種類は減っていきます。コロナ・トヨトミ・ダイニチ・アラジンの現行品をメーカー公式で確かめたところ、反射式は木造10畳まで、電源のいらない対流式は木造17畳まででした。木造18畳以上になると、候補は石油ファンヒーターだけです。

停電の日にも使いたいか、火力を細かく調整したいかで、選ぶ種類が変わります。

部屋の広さ(木造)

反射式

対流式

石油ファンヒーター

6〜10畳

○

○(7畳クラスのみ)

○

11〜17畳

—

○

○

18〜19畳

—

—

○

反射式は木造10畳まで

反射式は、本体の前方に熱を送り出すタイプのストーブです。乾電池で火をつけるので、コンセントがなくても使えます。

今回確認した現行品では、反射式は木造10畳の表示が上限でした。木造11畳以上の部屋では、対流式か石油ファンヒーターから選ぶことになります。

電源のいらない対流式は木造17畳まで

対流式は、温めた空気を上へ流して部屋全体に広げるタイプのストーブです。反射式と同じく、乾電池やマッチで点火するので、コンセントなしで使えます。

今回確認した現行品では、対流式は木造17畳の表示が上限でした。停電の日も暖房を止めたくない家は、17畳までなら電源のいらない機種を選べます。

18畳以上は石油ファンヒーターだけ

木造18〜19畳の表示で見つかったのは、石油ファンヒーターだけでした。ファンで温風を送るタイプで、今回の機種はどれも火力を細かく下げられます。その代わり、コンセントが必要で、停電中は使えません。

工事してもよいならFF式も候補

東北では、FF式ストーブも候補になります。FF式は、外の空気を取り込んで燃やし、排気も外に出す据え付け型のストーブです。排気を部屋に出さないので、燃やすための換気はいりません。

その代わり、壁に穴を開けて給排気筒を通す工事が必要で、コンセントも使います。置き場所も工事した場所に決まります。この記事の比較表は、買ってすぐ置ける置き型に絞りました。FF式と置き型の比べ方は、20畳の記事で詳しく書いています。

→ 20畳用石油ストーブは何kW必要?

畳数別の石油ストーブ比較表

木造の畳数表示で5つのクラスに分け、メーカー公式で確認した主な現行機種を並べました。

表の見方は、まず自分の部屋に必要なkW(早見表)を確認し、それを超える最大出力の機種を探すことです。部屋が暖まってからの使い勝手は、最小出力で比べます。

木造6〜7畳クラス

型番

種類

出力(最大〜最小)

木造/コンクリート

タンク

電源

トヨトミ RL-2524

対流式

2.50〜1.25kW

7/9畳

4.9L

不要

アラジン BF3913・BF3914

対流式

2.68kW(固定)

7/10畳

4.1L

不要

コロナ SX-2426Y

反射式

2.42〜1.93kW

7/9畳

4.0L

不要

トヨトミ RC-S28R

反射式

2.75〜1.65kW

7/10畳

3.6L

不要

アラジン AKP-S2402

反射式

2.40kW(固定)

7/9畳

3.0L

不要

ダイニチ FW-25S7

石油ファンヒーター

2.50〜0.68kW

7/9畳

3.5L

必要

コロナ FH-M2526Y

石油ファンヒーター

2.50〜0.66kW

7/9畳

3.6L

必要

寒冷地の木造6畳に必要な2.4kWは、このクラスならどの機種も満たします。3種類とも選べるので、停電への備えを重視するなら対流式・反射式、火力の調整を重視するならファンヒーター、と使い方で決められます。

木造6〜7畳の部屋なら、3種類から選べます。

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トヨトミ 対流式石油ストーブ RL-2524(木造7畳/コンクリート9畳)
電源いらずの対流式。火力を半分まで下げられる
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ダイニチ 石油ファンヒーター FW-25S7(木造7畳/コンクリート9畳)
0.68kWまで火力を細かく下げられる

木造8〜10畳クラス

型番

種類

出力(最大〜最小)

木造/コンクリート

タンク

電源

トヨトミ RS-W3024

反射式

3.01〜2.41kW

8/11畳

4.0L

不要

コロナ SX-2826Y

反射式

2.83〜2.26kW

8/10畳

4.0L

不要

アラジン AKP-U2803

反射式

2.80kW(固定)

8/10畳

4.0L

不要

ダイニチ FW-32S7

石油ファンヒーター

3.20〜0.74kW

9/12畳

5.0L

必要

コロナ FH-SR3326Y

石油ファンヒーター

3.30〜0.63kW

9/12畳

5.0L

必要

このクラスの対流式は、4社の現行品にはありませんでした。寒冷地の木造8畳に必要な3.1kWを超えるのは、この表では木造9畳表示のファンヒーター2機種です。木造10畳の部屋(必要3.9kW)には、このクラスでは力が足りないので、次の11〜13畳クラスから選ぶと安心です。

木造8畳の部屋なら、3.1kWを超える機種を選びましょう。

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ダイニチ 石油ファンヒーター FW-32S7(木造9畳/コンクリート12畳)
3.20kWで寒冷地の8畳に対応
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コロナ 石油ファンヒーター FH-SR3326Y(木造9畳/コンクリート12畳)
3.30kWで寒冷地の8畳に対応

木造11〜13畳クラス

型番

種類

出力(最大〜最小)

木造/コンクリート

タンク

電源

トヨトミ KR-47A

対流式

4.70〜3.76kW

12/17畳

7.0L

不要

コロナ SL-5126

対流式

5.14kW(固定)

13/18畳

6.0L

不要

ダイニチ FW-42S7

石油ファンヒーター

4.20〜0.84kW

11/15畳

5.0L

必要

コロナ FH-G4626BY

石油ファンヒーター

4.62〜0.72kW

12/17畳

7.2L

必要

寒冷地の木造10畳(3.9kW)なら、この表のどの機種でも足ります。木造12畳(4.7kW)の部屋では、4.7kWを超えるのは木造13畳表示のコロナ SL-5126だけで、KR-47Aはちょうど同じです。12畳の部屋で余裕を持たせたいなら、次のクラスも比べてみてください。

木造10〜12畳の部屋なら、このクラスから選べます。

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コロナ 対流式石油ストーブ SL-5126(木造13畳/コンクリート18畳)
5.14kWで寒冷地の12畳に対応。電源いらず
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ダイニチ 石油ファンヒーター FW-42S7(木造11畳/コンクリート15畳)
4.20kWで寒冷地の10畳に対応

木造14〜17畳クラス

型番

種類

出力(最大〜最小)

木造/コンクリート

タンク

電源

トヨトミ KS-67H

対流式

6.66kW(固定)

17/24畳

6.3L

不要

コロナ SL-6626

対流式

6.59kW(固定)

17/23畳

7.0L

不要

ダイニチ FW-5726SGX

石油ファンヒーター

5.70〜1.23kW

15/20畳

9.0L

必要

コロナ FH-ST5726BY

石油ファンヒーター

5.65〜0.80kW

15/20畳

7.2L

必要

寒冷地の木造14畳(5.5kW)なら、この表のどの機種でも足ります。木造16畳(6.3kW)では、6.3kWを超えるのは木造17畳表示の対流式2機種です。この2機種が、今回確認した中で一番大きい電源のいらないストーブでした。

木造14〜16畳の部屋で停電にも備えたいなら、対流式が候補です。

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トヨトミ 対流式石油ストーブ KS-67H(木造17畳/コンクリート24畳)
6.66kW。電源いらずで寒冷地の16畳に対応
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コロナ 対流式石油ストーブ SL-6626(木造17畳/コンクリート23畳)
6.59kW。電源いらずで寒冷地の16畳に対応

木造18〜19畳クラス

型番

種類

出力(最大〜最小)

木造/コンクリート

タンク

電源

ダイニチ FW-7226SDX

石油ファンヒーター

7.20〜1.50kW

19/25畳

9.0L

必要

コロナ FH-VX7326BY

石油ファンヒーター

7.25〜1.19kW

19/26畳

7.2L

必要

トヨトミ LR-68P

石油ファンヒーター

6.79〜2.60kW

18/24畳

6.5L

必要

寒冷地の木造18畳に必要な力は、当サイトの計算で約7.1kWです。これを超えるのは、木造19畳表示のFW-7226SDXとFH-VX7326BYの2機種でした。木造18畳表示のLR-68Pは6.79kWなので、寒さの厳しい家では余裕が少なめです。

木造18畳の部屋なら、7.1kWを超える機種を選びましょう。

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ダイニチ 石油ファンヒーター FW-7226SDX(木造19畳/コンクリート25畳)
7.20kWで寒冷地の18畳に対応
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コロナ 石油ファンヒーター FH-VX7326BY(木造19畳/コンクリート26畳)
7.25kWで寒冷地の18畳に対応

出典:各機種のメーカー公式製品ページ・取扱説明書(2026年9月27日確認)

石油ストーブの畳数で迷ったときの選び方

2つの畳数で迷ったら、大きいほうを選ぶのが基本です。寒冷地では、表示ぴったりの機種だと力が少し足りないことが多いからです。

ただし、大きめを選ぶときは、火力をどこまで下げられるか(最小出力)も確認してください。種類によって下げられる幅がかなり違います。1時間の灯油代も、機種の大きさと火力で変わります。

2つの畳数で迷ったら大きいほう

JGKAも、ほとんどの暖房機は火力を小さく調整できるため、多少大きめを選ぶようすすめています。暖まり方は部屋の広さだけでなく、地域や家のつくり、日当たりでも変わるからです。出典:日本ガス石油機器工業会「石油暖房機器」

先ほどの比較のとおり、寒冷地では表示ぴったりの機種は力が少し足りないことが多いです。「8畳と10畳」「12畳と14畳」のように迷ったら、大きいほうを選ぶと、真冬の寒い日にも余裕が出ます。

大きめを選ぶなら最小出力も確認

大きめの機種を選ぶときに気をつけたいのが、火力をどこまで下げられるかです。部屋が暖まったあとに火力を絞れないと、暑くなりすぎたり、灯油を余分に使ったりします。

種類

どこまで火力を下げられるか(今回の比較表の機種)

石油ファンヒーター

最大出力の2割前後まで下げられる機種が多い(例:FW-25S7は2.50kW→0.68kW)

対流式・反射式

最大出力の5〜8割程度まで。火力が固定の機種もある

大きめを選ぶなら、火力を細かく下げられる石油ファンヒーターが扱いやすいです。対流式・反射式で大きめを選ぶ場合は、比較表の「出力(最大〜最小)」で下げられる幅を確かめてください。

畳数ごとの1時間の灯油代

1時間あたりの灯油代は、メーカーが公表している燃料消費量(1時間に使う灯油の量)に、灯油1Lの値段をかけて計算できます。主な機種で計算しました。

機種

クラス(木造)

最大燃焼時

最小燃焼時

コロナ SX-2426Y(反射式)

7畳

約33円

—(公式値なし)

ダイニチ FW-25S7(ファンヒーター)

7畳

約34円

約9円

ダイニチ FW-42S7(ファンヒーター)

11畳

約57円

約11円

トヨトミ KR-47A(対流式)

12畳

約63円

—(公式値なし)

ダイニチ FW-5726SGX(ファンヒーター)

15畳

約77円

約17円

コロナ SL-6626(対流式)

17畳

約89円

—(火力固定)

ダイニチ FW-7226SDX(ファンヒーター)

19畳

約97円

約20円

※メーカー公式の燃料消費量×東北の灯油店頭価格138.7円/L(2026年9月14日調査)で計算。出典:資源エネルギー庁「石油製品価格調査」

大きい機種ほど、最大で燃やしたときの灯油代は高くなります。一方、ファンヒーターは火力を絞れば1時間あたり約9〜20円まで下がります。大きめを選んでも、暖まったあとに絞って使えば、灯油代の差は小さくできます。

我が家は10.5畳にFF式で「一回り上」

我が家は築30年の木造一戸建てで、窓は2重です。10.5畳の部屋で、トヨトミのFF式ストーブ「FF-V4524」を使っています。置き型ではありませんが、畳数の選び方は同じです。

FF-V4524の表示は寒冷地で木造12畳、最大出力は4.50kWです。寒冷地の表で10.5畳に必要な力を計算すると約4.1kW(10畳3.9kWと12畳4.7kWの間を広さで割り振った当サイトの計算)なので、部屋より一回り上の機種を選んだことになります。出典:トヨトミ FF-V4524

それでも、築30年の我が家ではやや寒く、灯油代も気になります。そのため、エアコンも併用しています。あくまで我が家の感想ですが、一回り上を選んでも、家によっては1台で十分とは限らないと感じています。

FF式を取り付けたときの流れや費用は、こちらにまとめています。

→ FF式ストーブの取り付け体験談

石油ストーブの畳数のよくある質問

石油ストーブの畳数選びで、迷いやすい点をまとめました。

8畳と10畳で迷ったらどっち?

寒冷地の木造の部屋なら、大きいほうを選ぶと安心です。寒冷地の木造8畳に必要な力は3.1kWですが、木造8畳表示の反射式3機種は、最大出力が2.80〜3.01kWでした。

8畳の部屋なら、3.1kWを超える機種(今回の表では木造9畳表示のファンヒーター)を選ぶと余裕が出ます。10畳の部屋なら、必要な力は3.9kWなので、木造11〜13畳クラスから選びましょう。

2部屋を1台で暖められる?

ドアやふすまを開けて隣の部屋まで暖める場合の計算方法は、JGKAやメーカーの公式資料には見当たりませんでした。

2部屋とも暖めたいなら、2部屋の合計の広さを目安の出発点にするのが一つの考え方です。ただし、部屋のつながり方や置き場所で暖まり方は変わるので、合計の畳数どおりの機種で均一に暖まるとは限りません。

鉄骨の家やマンションはどの数字を見る?

鉄骨の家は、木造の畳数で選ぶと力不足になりにくくなります(理由は「カタログの読み方」の節で説明しています)。

マンションはコンクリートの数字が目安です。ただし、暖まり方は窓や断熱、日当たりでも変わるので、寒さが気になる部屋なら少し余裕を持たせると安心です。

天井が高い部屋や吹き抜けは?

天井の高さや吹き抜けに合わせて必要なkWを増やす計算方法は、JGKAやメーカーの公式資料には見当たりませんでした。

トヨトミは、対流式は自然に空気が回るので、天井の高い部屋や吹き抜けにも暖かさが広がると説明しています。ただし、何kW増やせばよいかは示していません。吹き抜けのある部屋は、買う前にメーカーや販売店に部屋の広さと天井の高さを伝えて相談すると確実です。出典:トヨトミ「暖房機器の選び方」

小さい部屋に大きい石油ストーブを置いても大丈夫?

今回確認した4社の取扱説明書には、表示の畳数より狭い部屋での使用を一律に禁止する記載は見つかりませんでした。ただし、火力を下げすぎたときの注意がある機種はあります。

たとえばトヨトミKS-67Hは、しんを下げすぎるとにおいやすすが出ることがあると書いています。アラジンAKP-U2803は、しんを下げすぎると不完全燃焼やにおいの原因になると書いています。大きめの機種を小さい部屋で弱く使うつもりなら、どこまで火力を下げられるかを型番ごとに確かめておきましょう。

また、部屋の空気を使って燃やす石油ストーブ・石油ファンヒーターは、部屋の広さに関係なく換気が必要です。メーカー各社は、1時間に1〜2回、1〜2分ほどの換気を案内しています。出典:トヨトミ KS-67H 取扱説明書・アラジン AKP-U2803 取扱説明書・コロナ「安全にご使用いただくために」

20畳以上の部屋は何を選べばいい?

木造20畳以上になると、置き型の石油ストーブで足りる機種はかなり限られます。必要なkWの計算と、石油ファンヒーター・FF式の選び分けは、別の記事で詳しく書いています。

→ 20畳用石油ストーブは何kW必要?

まとめ

石油ストーブは、カタログの畳数ではなく、部屋に必要なkWと最大出力を比べて選ぶのが確実です。

  • 寒冷地では、表示が部屋の畳数ぴったりの機種は力が少し足りないことが多い。迷ったら一回り上を選ぶ
  • 電源のいらない機種を選べるのは木造17畳まで(反射式は10畳まで)。18畳以上は石油ファンヒーターだけ
  • 大きめを選ぶなら、火力を細かく下げられる石油ファンヒーターが扱いやすい

部屋の畳数に合うクラスの比較表に戻って、必要なkWを超える機種を探してみてください。

この記事を書いた人

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地方暮らし最適化ナビ 運営(東北在住・30代夫婦)

FP3級・宅建試験合格。寒冷地の家計を無理なく軽くする方法を、自分たちで試した実体験ベースで発信しています。

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